結果4:医療関係者とのコミュニケーション①
看護師とのコミュニケーション
HIVの治療を目的として定期的な通院をしている605人に対し、看護師とHIVに関連して話をしたかをたずねました。その結果、261人(43.1%)が「はい」(話をした)と回答しました(表4-14,図4-5)。看護師と話す時間については「5分未満」「5分以上10分未満」がそれぞれ35%程度で、時間が長くなるにつれ減少していました(表4-15)。
看護師と話す内容については「最近の体調について」が91.2%で最も多く、次いで「仕事や趣味の事」(43.7%)となっていました(表4-16,図4-6)。これは、医師に対する同様の質問(表4-3,図4-1)と比較すると、「最近の体調について」が90%以上で最も多かった点は共通していますが、2番目以降が医師に対しては「薬の飲み忘れ」や「現在行っている治療(薬剤)」「薬の副作用」といった薬や治療に関する内容が多かったのに対し、看護師に対しては「仕事や趣味」という薬や治療以外の内容が2番目に挙がっており、医師とは対照的な結果となっていました。